いただきます

[ 2014年8月30日(土) ]

先ほどまで、自然農法でコメや野菜を作っている人と電話で話しておりました。庄原市内には私が知る限りでは2名の自然農法による農業をされている方がおられますが、農法を確立するには土地との相性などもあり相当な年数がかかるのが実態です。

以前は自然農法で栽培された米や野菜は一部のマニア的な消費者が購入しておられましたが、今では多くの消費者が自然農法で栽培されたものを求める様になっています。ですから、市場が求めても自然農法のものが出てこないのも事実です。特に完全自然農法というか、化学肥料や農薬を一切使わないものは全く少量しか生産されていません。

ですから生産コストは高くつきますが、倍の値段で売れるかと言えばそうでもありません。私はその2名の方とお話をして感じることは、「使命感」というか百姓の意地です。プロ意識とも言えますが、作物を愛おしむ姿勢には驚かされます。昔はコメを作るにも野菜を作るにも相当なご苦労(知恵)があったと想像されます。

「あなたの命を私の命としていただきます」という言葉も教えていただきました。人間は食べ物がないと生きてはいけません。食べ物に感謝することを忘れてはいませんか。ブログを書きながら、京都山科の一燈園のことを思い出しました。過去、2度の研修を受けていますが、そろそろ3度目の研修を受けてみたいな。