― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2014年8月11日(月) ]
今日は子供のころから大変お世話になっていた女性が亡くなられ、葬式が行われました。彼女は満100歳でしたから、大往生といえますが、非常に存在感のある方でした。
小さな酒屋を営んでおられたのですが、勤め帰りに一杯ひっかけて帰る関所でもありました。このおばさんが口が悪いというか、思ったことをズバズバいうタイプでした。相手が子供だろうが、容赦ありません。あれこれ駄菓子を品定めしていると、「買わないのならいらうな」ってハッキリと言います。まあ、名物おばさんですね。
私のことは、幼児時代から知っている訳ですから、大人になろうが子ども扱いでした。しかし、社会の裏側のことを時々話してくれていました。つまり、手を出してはいけないことについてのアドバイスです。そんなおばさんも高齢となり少し物忘れが激しくなり、施設へ入所しておられました。元々が元気な方でしたが、100歳の壁は厚かったみたいです。
このおばさんが愚痴を言ったことはなかったですね。「元気でやりょうる。頑張りんさいよ」が晩年の口癖でした。若くして未亡人となり子供を一人で育て上げた人ですから、愚痴なんていう暇はなかったのでしょう。
ご冥福を祈ります。
« 前の記事 | | | 次の記事 » |