聞き書き

[ 2014年1月21日(火) ]

以前にもブログで書いたことがありますが、「聞き書き」の報告会が2月8日に「ふれあいセンター コパリホール」で、午後1時から開催されます。市内の高校生を中心とした若者13名が自然を相手に暮らしているその道の名人にインタビューした内容を発表します。

「聞き書き」とはそもそも高校生が、山で木を伐ったり、川で鮎を獲ったり、素晴らしい和牛を飼ったりする名人の話を聞き出して、テープ起こしをして一つの文章にまとめる手法をいいます。年に1回、東京で各地から集まった高校生が発表する「聞き書き甲子園」という大きな大会があります。私たちは最終的にはその大会を目指しているのですが、準備段階として今回は、庄原バージョンを行ないます。

殆どは高校生なのですが、普段は話もすることがない高齢の名人に何の予備知識も持たず突撃取材で生い立ちから聞きだすのですから、考えれば結構無謀な企画ではあります。しかし、今まで自分が知らない世界の話を聞くことで、名人の知恵や技、生き様やものの考え方を丸ごと受け止め、学びます。そして、何とも言えぬ感動が起きるのです。「山は、わが恋人かな」なんて名人がつぶやく姿を想像してみて下さい。

今回は、3名から4名でパネルディスカッション形式で行い、コーディネーターは、中国新聞の論説委員の石丸賢さんです。また、基調講演をNPO法人 樹木環境ネットワーク専務理事の渋沢寿一さんにお願いしています。入場は無料ですので、若者が語る「伝えたい思い」「残したい言葉」を聞きに来てください。