道の不思議

[ 2013年8月14日(水) ]

「不思議な道」と書けば、消えて無くなる道かと思われるかもしれませんが、「道の不思議」と書けば、どう思われますか。今日は神石高原町から総領町にかけての山の中の道をかなり走りました。観光地の道かと思うばかりの道から、一歩間違えば転落という道までありました。

道路行政というのは時の政権が決定権を持っているのかどうか知りませんが、予算分捕り合戦で勝利したところに予算がつくのではと勘ぐりたくなる様な山の中の道です。あれほどの道は要らないけど、もう少し何とかしてあげて欲しいという道が相当にありました。私が入る道を間違えたので、大昔に使っていた旧道に迷い込んだのです。本当に冷や汗をかきながら運転しましたが、地元の人は冬はどうするのだろうか?

住んでいる場所が悪いと言う人はいないと思いますが、先祖からの土地を守ってきた人たちばかりです。徒歩から馬車へ、馬車から自動車へと移動手段は変わっていきましたが、それに合わせて道の整備も行われたはずです。農林業では食っていけなくなり、都市部へと出稼ぎに出て行き始め、田舎に帰ることなく定住してしまった多くの人々。

迷った挙句にたどり着いた伯父の家で、「凄い道じゃった」と言うと、「昔はバスが走っとった」と言うから更に驚きました。山口県から帰省していた息子と娘が言いました。「どうして山口県内の道はあれほど整備されているのかな」って。「総理大臣を始め多くの大臣がでればそうなるじゃろう」と私が言うと、何となく理解した顔つきになりました。これからもこんな政治を続けるのでしょうか、安倍さん。