前例踏襲主義

[ 2013年5月16日(木) ]

新しいことをしようとすると、「これまでのやり方で問題はありません」ということを平気で言う担当者がいる。これって、これまで以上の満足度にする努力はしませんということなのか、そんなことする必要もないということなのか、どちらでしょうか。

「費用対効果」と平気で言葉は使いますが、上辺だけの言葉遊びが多いのではないでしょうか。本気でやるからには、検証が必要ですが、そんな検証作業なんてうやっていません。担当が変われば過去の話しとなるからです。自ら稼ぎ出したお金でない、税金というお金を使うことをもっともっと真剣に捉えて欲しいのです。予算審査でも細部まで審査することは事実上不可能ですから、あなたたちを信じているのです。

やはり、民でできることは民ですべきだと思います。何でも彼でも、官でする必要はない。口では、「民でできることは民で」と言いながら、「あなたの仕事が無くなりますよ」と言われれば、どうしますか。結局は、そういうことなんです。自治振興という言葉も官は良く使われます。それって、役所をなくしましょうということに他ならないのではないでしょうか。

直ぐに役所をなくすということを言っているのではありませんが、住民自治が進めば、新たな公というものが姿を現してくると思います。それは今は見えませんが、潤沢なお金がないだけに知恵を出した自治になると考えられます。今を便利と考えれば不便なことが多くなることも事実です。こんな発想から事業仕訳が行われたのでしょうね。