中国掃除に学ぶ会が中止!

[ 2012年9月26日(水) ]

10月26日から29日まで予定されていた「第12回 中国掃除に学ぶ会」が諸般の事情から中止(延期)となりました。昨日は、四川省の展示会から日本の大手企業や広島県関連企業などが、安全が保障できないという理由から急遽帰国しましたが、複雑な心境です。

掃除に学ぶ会の会長も断腸の思いでの決断だと思いますが、これほど日中の関係が不安定な状況ではいたし方ありません。過去にも尖閣問題がありましたが、あの時は訪中しました。しかし、今回は過去のものとは比較にならないくらい反日感情が高まっているそうです。社会の不満が日本に向けられ、ガス抜きの側面もあるようです。

しかし、まだまだ中国は日本に対して報復すると宣言していますので、中国に依存している物品が入ってこなくなる可能性もあります。そして、中国に進出している日本企業が最悪は撤退ということも有り得るのではないでしょうか。パナソニックなどは松下幸之助が鄧小平さんに乞われて中国に進出したわけで、今では8万人からの中国人が働いているそうです。

私たちの会も今回が12回目の予定だったのですが、これまでのお互いの信頼関係は維持できていると確信していますので、両国の関係が安定したら訪問します。会長が保証人となり多くの中国人が日本に留学し、大学で勉強し帰国して起業したものも多くいます。身元引き受けの条件は、月1回の掃除に学ぶ会に参加することだけなんです。

現地で受け入れ準備をしてくれていた中国人もショックを受けているようですが、政府の方針に逆らうことはできません。残念としか言えません。