― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2008年4月21日(月) ]
長崎の大島造船所と一緒に庄原でイチゴを栽培しますと地元説明会まで開きながら頓挫していた計画が、やっと「トマト栽培」に衣替えしてハウス建設のための造成工事が始まりました。
「板橋イチゴ団地計画」とぶち上げたまではよかったのですが、色々なことを検証すればするほど、実行に移すことに無理があることが分かってきました。最初からずさんな計画だったのかと言われれば反論の余地もありませんが、「思い込み」が強すぎたということです。何が何でもやってやろうという、一種のパイオニアー精神ではあったのですが、精神論では気候には勝てなかったということです。
夏イチゴをやるには標高が低すぎ、冬イチゴでは栽培するメリットが出ず、思案橋ブルースを半年以上も歌い続けていたのです。結局、出た結論は、「トマトの試験栽培」というものです。私達の願いは、庄原に産業を興したいというものでした。いきなり広い面積でイチゴとかトマトを栽培するのではなく、地元の人が「やってみよう」と手をあげれる規模も実は模索していたのです。
実験ハウスでは数年をかけてあらゆる実験を行う予定になっています。詳しくは企業秘密の部分ですが、農家に自信をもって進められる栽培法を確立していきます。品種の選定も同時進行で行っていきます。トマトは大きく儲からないけれど、市民権を得ている作物です。ですから、そこそこのものを作れば確実に売れるということです。問題は、その「そこそこ」なんですが・・・・
5月の中旬には私の家から少し離れたところに実験ハウスが建設されます。県道からも良く見えますので、「結構大きいね」と思われるのではないでしょうか。年内には2棟が完成して、実験とはいいながら大量のトマトが生産されることになりますので、販売もしなければなりません。皆さん、「トマト、買って下さいね」。
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