炭が焼けました

[ 2008年4月19日(土) ]

朝の9時過ぎからから「炭だし作業」を行いました。誰もが不安で、「上手く焼けているか」と思っていたそうです。炭焼き責任者のOさんが、「昨夜は中々眠れなかった」と言われていましたが、本当にそうだったんだと思います。

窯の入口をキレイに塞いでいた石やレンガを崩し始めました。一人が覗き込み、「炭が焼けている」と叫びました。全員が安堵の表情を浮かべ、焦る気持ちを抑えながら窯の入口を開けていきました。入口付近は灰になっているだろうと思っていたのですが、思ったより灰は少なく、炭になり損ねた木が結構ありました。木といっても水分が飛んでしまった、炭の手前の木です。

徐々に出していくと、木の格好のままのきれいに焼けた炭があるではありませんか。窯の下側が湿った土だったので、窯底に立てていた木は5センチ程度は焼けくさしとなっていました。2度目からは下の土も焼けているので均等に焼けると言うことでした。私達は非常に満足で、「よかった。よかった」を連発していたのですが、Oさんは、「50点じゃ」と、厳しく採点されていました。私は初めての窯ですから、「90点」はいっていると感じました。

早速、「この炭で焼肉じゃ」というリクエストがありましたので、ミートセンターに飛んで行き、半値の肉を買い占めて帰りました。自分達で木を切り出し、炭窯をついて焼いた炭ですから格別です。焼肉を食べながら、「窯は大丈夫だったが、窯の上の粘土をこねるときに水を入れすぎていたから、ひびが入った」とか、「途中で一度火を止めて、再度火を入れたのが失敗だった」とか、次回に向けての反省もしっかりと行いました。

恐らく、早い時期に次の窯の準備が始まると思います。初窯は、商売抜きでしたが、次の窯からは全て手出しという訳にもいきませんので、販売もしていきたいと考えています。ホームセンターのマングローブの炭とは炭が違いますよ!