暗い話題ばかり

[ 2012年3月17日(土) ]

市内大手の建設会社が倒産しました。その前には、液晶の会社が倒産しており、こんな小さな庄原市で連続2件の倒産は、厳しすぎます。

それぞれに事情があっての倒産でしょうが、そこで働いていた人たちにはたまったものではありません。正に、路頭に迷うことになります。2社合わせると100名からの従業員ですから、その家族を含めると影響は相当数に上ります。

液晶の会社はエルピーダメモリーと構造的に似た部分が有り、かなり前から指摘されていたところではあります。一方、建設会社の場合は、他業種への投資が裏目に出たとの評価もありますが、公共工事に依存した体質にも問題があったのではと思います。

ジュオン問題が暗礁に乗り上げ、それでなくても閉塞感漂う庄原市に更なる難問が課せられた格好です。倒産した会社の責任者が、「理念は間違っていなかった」とは言わなかったでしょうが、それぞれのけじめはつけられたと思います。

小手先の事業興しをするよりも、選択と集中を鮮明にして、庄原市の得意分野を伸ばすべきです。柔道や剣道が必修になるのなら、庄原市は農業を必修化すべきです。