視察に行ってきました

[ 2012年2月28日(火) ]

今日は、島根県合板協同組合浜田針葉樹工場(日新グループ)に産業建設常任委員会で視察に行ってきました。グループの創業者は、島根県でも屈指の山林を所有されていた田辺長右衛門氏です。

どうしてこの会社に行ったのかですが、国内産の針葉樹で合板を作っているということに興味があったからです。これまでの合板のほとんどは外国産材だったのですが、ここ4~5年で国産材での生産が確実に伸びてきています。

その主な要因は、日本の丸太価格が国際並みになったからだそうです。日本の山主に言わせれば、「安くなる一方だ」でしょうが、製造現場からすると、高ければ国産材を使う理由は無いとなります。今日の議論にはなりませんでしたが、私は中国需要が鍵だと思います。

問題は、どうやって山から丸太を出すかです。運送コストを考えれば境港工場に近い、西城や東城は十分な採算が取れると思いました。1㎥1万円での買取価格ですからね。路網が整備されていないなら、搬出方法を考え出すのが山主の知恵ではないでしょうか。

少し乱暴な報告になりましたが、これからも継続して勉強していきます。