議員の仕事

[ 2008年3月15日(土) ]

昨日の教育委員会に関わる予算審査で感じたことを書かせてもらいます。3年間「教育民生常任委員会」にいる訳ですから、内容がかなり理解できるようになってきました。今年は特に、市長の強い方針から予算が増額されております。

かなりの議員が質問していた、ファックス付コピー複合機やストーブ、机などの購入予算ですが、ストーブを除くものについては私は大いに結構と感じました。逆にコピー機は、何故、カラーにしないのかと迫ったくらいです。机も、教科書やノートがB5版からA4版に規格が変わっており、机の上からはみ出すという現実があります。一斉に入れ替えることはできませんが、順次入れ替えが行われます。

ストーブが問題になったのは、「ペレットストーブ」を導入しておきながら、補助熱源が必要ということが理解できないというものでした。環境に優しい木質系燃料を焚くストーブは、教育という観点からも教材という捉え方ができるというような訳のわからない答弁もありました。つまるところ、広い教室などでは暖かくないということです。ということで、ペレットストーブと灯油ストーブが共存する教室となります(市内全校ではなく、一部の小学校です)。

K議員からの質問には、自分も電卓を叩いてみてビックリしました。それは、スクールバスで通学する生徒数を教えて下さいというものでした。予算を生徒数で割ると、何と生徒一人当たり年間約80万円だったのです。経済優先で教育は語れませんが、これから進むであろう、学校適正化配置という統廃合により、益々スクールバスの便数は増えていきます。学区制の撤廃等も視野に入れて検討する時期にきているのではという教育長の答弁もありましたが、早急に検討すべき課題だと思います。

そうなると、休校や廃校の校舎や跡地利用ということが大問題となります。補助金が入っているので、誰にでも貸したり売ったりできない代物ですから厄介です。以前、ブログにも書いたことですが、第三者委員会的な機関を作って、申請が上ったものを審査して、速やかに売却・賃貸等の結論を出せるようにすべきです。更に活用策が見込めないものは、解体ということも必要でしょう。地域にあったものがなくなる寂しさは理解できますが、現実的対応をしなかったつけが今、きています。

そうそう、学校現場から良く聞いていた、「コピー用紙や事務用品などの予算が不足している」ということを質問しましたら、「必要なものは請求してください。必要と認められるものは予算化します」という答弁でした。各学校の校長先生、そういうことですので自信をもって折衝してくださいね。