天候不順

[ 2011年9月18日(日) ]

稲刈りのシーズンを迎えていますが、天候が不順なために農家の人たちは困っておられます。イノシシだけでも大変な状況なのに、稲は倒れるかい、刈ろうに刈れない天候で、正に弱りに目に祟り目状態です。

我家の稲もベッタリと倒れていたのですが、知り合いに無理を言って刈ってもらいました。田植えをどこよりも早くしたので、早く刈れるわけですが、来年は品種を変えようかと考えています。夏場の高温障害も含めた積算温度がコシヒカリでは最適とはいかなくなっているからです。天候不順ではなく、こんな天候が当たり前と考えるべきかも知れません。

稲の作況指数は大抵、平年並みと発表されますが、お米の味についても指数を発表して欲しいと思います。味の話は良くされますが、自分たちが食べるお米は手をかけて美味しく作り、大多数の出荷するお米は収量を優先した栽培となっているのではないでしょうか。だけど、天候不順で育ったお米はやはりまずいと私は思います。

昔々、宮城県のササニシキを初めて食べた時の感動は今でも覚えています。これほど美味しいご飯を食べたのは生まれて初めてと思ったものでした。最近、ササニシキが見直されてきていると聞いて嬉しくなりましたが、種子が手に入らないことでは有名です。各地でも、天候不順の影響で品種の選定には苦労されているようです。

今、乾燥調整ができたと新米が運ばれてきました。収量は、平年並みです。問題は、味ですね。