― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2011年8月21日(日) ]
「老いるショック」という言葉がありますが、身近でそのショックが起きると、凄い不安にさいなまれます。この前まで元気だった人に認知症が出てきたのです。家族は、ショックを通り越してパニックだそうです。
しっかりした人だっただけに、「えっ、あの人が」と疑っていたのですが、今日、偶然に出会いました。結果は、「ちょっとおかしいかな」という感じでした。それは、会った最初の言葉が、「今日は始めてよの(今日会ったのは、初めてだよね)」だったからです。こんな会話、普通はしませんよね。自分でも確認しているのだと思います。
私は母に向かって、「呆けたんか」と言うことがたまにあります。加齢によって聴力が衰え、頓珍漢な返事をするときに「呆けたんか」と言うと、「呆きゃあせんよう」と返事が帰るのが常ではあります。これは一種、分かってしているのですが、本当に母親に認知症が出たら、どうすればいいのか分かりません。
肉体的な衰えならば、諦めもつきますが、自分が分からない自分になっていくというのはどんな感情が発生するのでしょうか。まるで分からない状態になれば、自分自身も悩まなくなるでしょうが、進行するに従ってというのは辛すぎます。ある時点を過ぎるまでは、悩める精神状態だと思います。
こんな、暗い話題で失礼しました。
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