大先輩の死

[ 2008年1月10日(木) ]

私が脱サラしてダスキンを始めて21年が経ちました。今でもそうですが、ダスキンは4週間に1度、会議があります。始めた頃に、右も左も分からない私をご指導下さった大先輩がお亡くなりになったと連絡がありました。

私は会議開始時刻より早くに着いて昼食をとるようにしていました。いつも会議はホテルで行われていたので、レストランに行くと大抵というか殆ど毎回、この先輩も来ておられたのです。そこで創業者の鈴木清一さんのことやダスキンのシステムのことを話して聞かせてもらっていました。この方は財務局か何か、堅い役所勤めを経てダスキンを始められたように記憶しています。数えで80歳だったそうですから、知り合った当時は50代ということです。

私も現在50代で、明後日が誕生日で53歳になります。充実した生活を送っていると自負していますが、本当に元気で働けるのはあと20年程度だと思います。先輩も5年程前くらいに会社を同業者に譲り、悠々自適の生活を送られていたようです。実は、会議は東部と西部に分かれたので滅多とお会いすることはなくなっていただけに、残念で仕方ありません。当時、もう一人の先輩とも良くご一緒していたのですが、この方も相当に弱られているそうで、時代の流れを感じます。

吉田拓郎の「新しい船には新しい水夫が・・・」という歌詞を思い浮かべながら、私も段々とそんな年代になっていっているのかと感慨深いものがあります。