最初が肝心です

[ 2011年1月12日(水) ]

今日は議会棟の談話室で、「ジュオンに関する書類」を閲覧しました。そこには、どうしてジュオンが庄原に来たのか、どういう提案をしたのかということは書いてありませんでした。計画が出来上がってからのものばかりでした。

何度も私が書いていますが、「最初が肝心」ということが嫌というほど今日も理解できました。実現不可能に近い計画を、少し冷静になって考えれば、やはりやるべきではないと考えるのが筋だと思います。エタノール製造ではコスト的に採算がとれないということから、副産物のリグニンにシフトしたというが、メインのBCL浄化液に何故、特化しなかったのか。

最初から大きな風呂敷を目一杯拡げているのですが、国の事業だから大丈夫と思ったのか、相手が一枚も二枚も上だったのか、結果は、お見事ということです。どうも農林水産省の補助金は目的化した補助金が多いと思います。極端な話し、失敗しようが成功しようが関知せずという雰囲気も感じました。時代の流れについていっていないのが農水省です。

だからこそ、こんなでたらめな計画で事業採択されて、変更に次ぐ変更でもストップとはならないのです。補助金申請の下請け機関も天下りで作っている周到さですから、正に、したたかというしかありません。事業を目的化しての補助金事業であった可能性が高いのではないでしょうか。明日は、21年度からの事業について閲覧するつもりです。

本日、閲覧に来られた議員は12名でした。明日はもっと少なくなると思います。