東広島市に行って来ました

[ 2024年9月6日(金) ]

所用にて東広島市に行って直ぐに帰ってきました。途中、造賀地区を通ったのですが、田圃の畔や法面がキレイに草刈されているのは勿論ですが、黄金色の稲穂を眺めるつけ、流石、「山田錦の里」と感嘆しました。

我家の周りの田圃は有害鳥獣を防ぐために電気牧柵やワイヤーメッシュで囲われており、草刈が難しい状況にあります。ですから、田圃の周りは大抵が大草が生い茂っています。更に営農意欲の減退から稲か草か分からないという田圃も出現しており、ご先祖様がご覧になればさぞ嘆かれることでしょう。

造賀地区は地区全体で山田錦を栽培されているのでブランドを保つ為に、地区全体で環境面も管理されているのだと思います。造賀地区の山田錦は全量、酒米として酒蔵に納められ、東広島のお酒として日本全国に出荷されていますので、どの段階であっても、皆さん真剣勝負の運命共同体です。

我家は今では転作として飼料稲のWCSを植えていますが、黄金色に色づくことはなく刈り取りまで青々としています。今年の米不足をみると、少しだけも自家保有米を植えるべきかとも考えますが、それこそ営農集団での集団転作ですから勝手なことはできません。そう考えると、造賀地区の皆さんは辛抱人です。

それともう一つの気づきは、東広島市に近づくにつれてシカの侵入を防ぐ丈の高い柵が田圃の周りに張り巡らされていたことです。我家の周りでもシカは出没していますが、今のところ被害は殆ど出ていません。自然災害や有害鳥獣のことを考えると山を手入れするのが一番の近道です。

新たな産業起こしとして森林の維持管理に特化した組織を各地に創るべきと考えます。問題は財源ですが、地球温暖化の原因物質排出責任者に対しての賦課金が常識的かとも思います。そして、排出権取引などは認めないことにすべきですし、ミサイルなどへの兵器賦課金も必要でしょう。