トカゲの尻尾は非常に長い

[ 2024年4月3日(水) ]

自民党の各派閥によるキックバック(裏金つくり)の責任の所在を明らかにする作業が続けられているという風に演出されていますが、トカゲの尻尾を切っているつもりですが、切っても切っても尻尾の全体像が見えてきません。

最後はMさんで打ち止めとしたかったのかも知れませんが、どうもMさんも納得できないみたいで、安倍派の数名に、「あんたは悪です」という烙印を押すことで逃げ切りを図っている雰囲気を感じます。検察も秘書を捕まえただけで、知らん顔はおかしいのではありませんか。お金は合法的に集めたと見せかけたけど、実体は政治家の小遣い稼ぎだった訳です。

政治はお金がかかると良く言われますが、(国政選挙では)選挙対策費用にお金がかかります。先ず、私設秘書を雇います。1人よりも2人の方が小まめに選挙区を回ることができます。そして期数を重ねてくれば多くの私設秘書と後援会事務所を各地に立ち上げる様になってくる傾向にあると思います。その殆どは自民党の公認候補さんです。

選挙の機動力として期待がかかるのが、地方に根を張る有力企業です。今回の事件でも有名になった長崎県の某企業ですね。そして、宗教団体も集票マシーンです。政治家の親分子分としての県議会議員、市町村議会議員もいます。田舎で選挙協力者を接待することは憚れますので、お江戸で大盤振る舞い接待もありと想像できます。

そんな方々を沢山抱えている政治家の皆さんは、自由に使えるお金が欲しいのです。自分で営業して自分で自由に使えるキックバック資金は打ち出の小槌だったのではないでしょうか。皆さんもお分かりだったでしょうが、少し自己流解釈を加えて解説してみました。

西田天香さんの言葉より:「物の集まざるは恥なり 集めておのれのものとするもまたはじなり」