― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2023年11月18日(土) ]
本日、福井県越前市の株式会社箕輪漆行の蓑輪さんが私たちの漆を見に寄って下さいました。雪が降るあいにくの天気でしたが、私たちと一緒に漆畑の漆を見て回っていただき、「1年目はこんなものです」と言っていただき安堵しました。
たまたま岡山県赤磐市の漆仲間から我々のことを聞かれてそうで、どんな人たちが漆を植えているのだろうかと興味を持たれたのだそうです。苗を植えて早くて12~3年しないと漆掻きができないものを、かなりの面積植えているということだけでも、「相当に変わった人たち」とうつったようです。
蓑輪さんは漆アドバイザーということですが、名刺の裏に、信条:「漆を通じお客様のお役に立つ事をモットーにしています」と書かれていますので、漆には相当に思い入れがあることが分かります。色々とお話を伺ったのですが、日本に輸入されている漆の4割程は箕輪漆行さんだそうですし、日本各地からも漆を仕入れられているそうです。
私たちは漆の木が成長しないので、「大丈夫だろうか」と心配していたのですが、来年はぐっと成長しますよとの言葉に、「よっしゃ!」と呟きました。実は来年用の漆畑の造成が既に始まっており、心中穏やかではなかったのです。段々と漆のことも分かってきていますが、何せ素人ですから五里霧中状態であることは変わりません。
蓑輪さんは恐らく中国産の漆液が徐々に入って来なくなる危険性を感じておられるのだと思います。日本の文化を守る意味からも国産漆を増やさなければなりません。
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