消費税が10%

[ 2019年10月2日(水) ]

10月1日から消費税が10%に増税されました。大きな混乱はなかった様ですが、キャッシュレス決済の導入によるキャッシュバックや大手スーパーのポイント還元セールなど、値引き合戦的なデフレ傾向に向かうのではという雰囲気も感じました。

景気の腰折れを心配してということで、これでもかという程の景気浮揚策が打ち出されましたが、景気は良くはならないと思います。どこをもって、景気が良いと判断するのかですが、実質的所得が上がらない限り、購買欲は高まりません。プレミアム付き商品券なんて、私からすると、愚の骨頂といえます。騙しです。

本来やるべきは、所得の向上です。子育て支援策として、消費税の増税分で3歳~5歳児の保育の無償化等を打ち出しましたが、お金があれば問題ない話だと思いませんか。経済循環していない証拠です。富裕層は益々富む社会だとマスコミは宣伝しますが、富裕層にお金が回る仕組みができていると私は考えます。国民の殆どが貧しいと感じていない社会なんて変だと思いませんか。

増税を誤魔化しながら更なる増税を画策しているのが政府じゃないかと勘繰りたくなります。アベノミクスは大企業には恩恵があったかも知れませんが、我々の様な零細企業には何の恩恵もありません。少子高齢化だから仕方ないみたいな、無策を国民に転嫁しているだけです。長期政権にはおごりが生まれます。同じようなことを繰り返しているだけです。

愚痴ばかり書くのは楽しいものではありませんが、書きながら段々と腹が立ってきています。70歳まで働け、年金も我慢しろ、何が豊かな老後だろうか。働き方改革なんて掛け声だけじゃないか。貧しいなら働いて頑張れって言っているだけだ。それもこれも、低所得から脱却できない仕組みができてしまっているからだ。

文句ばかりの評論家になってしまいましたが、国内政策をもっと根本的に変えるには税制改革で富の再分配をすべきだと思います。ただ配るだけではなく、若者が夢の持てる国に変える必要があります。