内子町の視察

[ 2019年3月25日(月) ]

異業種交流グループ 4C倶楽部の視察で、愛媛県内子町に行ってきました。主目的は、DMOの取組みについて勉強することだったのですが、町並み保存がその根底にあり、ドイツ ローテンブルグとの友好の歴史がDMOの歴史でもあると感じました。

内子に入ると、「内子フレッシュパーク からり」で昼食を頂いたのですが、以前、訪問した時は、「道の駅か」という認識だけだったのですが、ローテンブルグのマルシェを模したものであることに気づきました。食事が終わると古民家ゲストハウスにチェックインし、観光ガイドさんに町並み保存地区を案内していただきました。

今回、私たちを受け入れた下さった大西さんは、ゲストハウスを4棟管理していらっしゃいます。「織」と「久」という2棟に別れて宿泊したのですが、それは素敵な部屋でした。宿泊料金はは、基本料金50000円/1棟+@2500円の宿泊料となっており、棟という表現な訳です。お食事は、各ゲストハウスにより異なるみたいですが、私たちは朝食付きでお願いしました(写真日記)。

内子町は木蝋で栄え、江戸時代から明治にかけて日本一の生産量を誇り、何と70%からのシェアだったそうです。ですから、本当に贅をつくした建物が今も多く残っていることで、観光という観点からも大きな財産だといえます。そして、そこに滞在型というアプローチの手段としてゲストハウスの整備があるのだと思います。

瀬戸内DMOが、庄原市内3カ所の古民家をリノベーションしてゲストハウスとする予定ですが、問題は、各種サービスを提供する事業者の安定的経営ができるかだと思います。私がドイツで見て来たものは、自炊方式でしたが、その方が無理なくできると思います。庄原においでになる外国人は、景色を目当てにおいでになる人が殆どではないでしょうか。