キャッシュレス決済

[ 2019年2月7日(木) ]

10月からの消費増税を前に、キャッシュレス決済のテレビコマーシャルが凄い勢いで流されています。スマホをかざすと支払完了という手軽さをアピールしていますが、果たしてどこまで浸透するのでしょう。

日本よりも現金主義のドイツでは、殆どのお店が現金決済です。殆どというより、全てと言った方が良いかも知れません。辛うじて使えるのは、空港の中の免税品店程度です。世界で一番キャッシュレス決済が進んでいるのが韓国だそうですが、国が破綻したことが引き金になりクレジットカードの積極的導入が始まったみたいですが、お店の脱税対策が大きかったみたいですね。

今の勢いなら世界一も目前の中国ですが、こちらはスマホ決済が主流みたいです。大都市では9割の人がスマホを所有しており、生活必需品であり、決済用のインフラといえます。あまりにも偽札が多いので現金の信用度が低いことが背景にあるそうです。現金決済で何の不都合もなくやってきた日本やドイツは特別なんでしょうかね。

インバウンドによる中国や韓国からの旅行者への対応や、2020年のオリパラ特需に対応してキャッシュレス決済を普及させたい日本政府の思いはわかりますが、肝心の日本人、特に中高年層をどうやって取り込むかが課題です。簡単で一番普及速度が速いのは中国方式のQRコードだと私は思いますが、さあ、どうなんでしょうか。