台風に思う

[ 2018年8月23日(木) ]

昔の話をしても仕方ありませんが、私の記憶では、台風が来て避難しなければならなかったことは一度もありません。大雨が降っても家の前の道路が川になる程降ったこともありません。つまり、今の気候は亜熱帯としか思えません。

台風で被害が多いのは海辺だと認識していましたが、近頃の台風は専門的な解説はできませんが、迷走したり停滞したりすることがしばしばです。そのために日本各地で災害が発生する様になっていますが、その度に広域に、「避難勧告」、「避難命令」がだされたのでは住民はたまったものではありません。

明るい内から早めに避難して下さいと知事は呼びかけますが、山の中の一軒家に一人で暮らす高齢者の移動手段は「徒歩」のみです。庄原市では本日午前10時に市内22カ所に避難所を開設し、13時市内全域に「避難準備、高齢者等避難開始」を発令しましたが、誰がどうやって確実に避難させることができるのでしょうか。

私は天邪鬼で言っているのではありませんが、こらから先のことを考えると、危険と判断される場所で暮らすには一定の条件をクリアーする必要があると思います。国や県、市町村が認可した宅地であるという条件。認可基準を巡っては侃々諤々の議論があるでしょうが、原子力発電所が建設できる程度の基準は必要でしょう。