― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2007年8月28日(火) ]
西城市民病院の認知症病棟の方向性も示せぬままに、退院あるいは転院勧告が来年3月末で辞める精神科医師によって行われている。行き場のない家族は、「どうしてくれてん」「行くところがない」と困惑されています。
西城町にある特別養護老人ホームも悲鳴をあげています。割と元気で歩けるような入院患者さんから退院勧告が始まったようなのですが、行き場のない患者さんは特養に何とかしてくださいと相談というか、お願いに行かれたようです。施設長さんも家族のお話しを聞き、「それは西城市民病院のことですから」とも言えず、一緒に最善策を考えておられるようです。これでは一体的なものには到底思えませんし、行政の怠慢と言われても仕方ないと思います。
これまで「ひまわり病棟」で安心して看てもらっていた家族にとっては、正に青天の霹靂です。我々も早くからこの情報を持っていながら、手を打てなかったことは認めますが、患者あっての病院ですから、院内での話し合いがまるでできていなかったのではないでしょうか。結局、入院患者さんと家族が一番の被害者になったということです。
経営改革とか言う前に内部崩壊を起こしているような現状を速やかに是正しなければなりません。私に電話してこられた家族はこういわれました。「西城病院の廃院問題は?」と切り出されたので、「待ってください。廃院ではありません。」と言ったのですが、医師から「辞めるからあなた達で病院を探して転院して欲しい」と言われたというのです。家族からすれば、医師がいなくなるのであれば廃院というとらえ方となるのでしょう。
最高経営責任者の市長が乗り込んで解決するしか方法はないのではないでしょうか。当然、水面下では色々な話し合いがなされているとは思いますが、患者と家族にご迷惑をかけない道を探っていただきたい。責任の所在の詮索など止めて、速やかな行動が肝要です。それにしても、困った!困った!知恵を出せ!!
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