おはようございます

[ 2007年8月22日(水) ]

今朝も5時半に目が覚めました。シャワーを浴びて、昨夜の演習の続きを考えながら「生活保護制度」って、抜本的というか、新たな制度(仕組み)を作らないと、問題の先送りでは絶対に駄目だと強く思いました。

昨日の講師の先生は、元厚生労働省のお役人で介護保険制度を作った、現在は大阪大学で教えておられる堤先生と、私と同い年の木村陽子さんという元気な学者先生でした。生活保護制度の歴史から勉強したわけですが、これも戦争がもたらした制度でした。堤先生の「福祉保障制度などは、戦争を通じて充実している」という発言に、過去はそうだったけど、今の多様化した時代では取り残された制度が多いのではと感じました。

朝食の時間が来ましたので、食事を済ませて続きを書きましょう。

朝食を済ませて帰ってきました。

木村陽子先生は、厚生労働省と財務省を向こうに回して地方代表として生活保護制度改革を推し進めておられます。生活保護の国庫負担率を現行の4分の3から4分の2に引き下げようとする厚労省と財務省に対して、自ら率いた地方現場職員集団で生活保護の統計資料を作り上げて不合理性を論破したのです。そして、ここまできたら改革するしかないということで、「新たなセイフティーネットの提案」というものを全国知事会と全国市長会の連名で出すところまでこぎつけたのでした。これは画期的と言ってもいいもので、制度疲労を起こしている生活保護制度を抜本的に改めるものと言っても過言ではありません。

安倍さんが再チャレンジと自らの言葉の様に言っていますが、この提案にそのことが書かれているのです。実は彼は官房長官の時には、引き下げ賛成論者だったのですが、小泉さんの生活保護制度には手をつけないの一言で没になったのだそうです。いろいろと霞ヶ関の裏話を表話で聞かせていただきました。これは非常に示唆に富んだお話だったのですが、優秀な新聞記者は勉強するというものです。どうしてこの情報がでてくるのか、まずは「疑ってみる」ことだそうです。そうです、新聞は疑って読むべし。

今日の講義は、「児童福祉・子育て支援」と「介護保険と高齢者福祉」、そして「地域福祉」の3本です。そして、夜の部の研究会が午後7時からあります。STUDY HARD!