消防技術大会

[ 2016年11月11日(金) ]

昨日は、平成28年度備北地区消防組合 消防技術大会が三次市の馬洗川親水公園で開催されました。これまで長年、消火戦術の基本は消防車両からホースで水を送り、筒先から放つ消火水で叩くというものでしたが、今回から戦術が大きく変わりました。

近年、建築物は耐火構造のものが増加し、気密性も向上してきたことで、外からの消火は非常に難しくなってきています。そのため、内部に進入しないと消火できないという状況が生まれてきています。装備品も内部に進入しての消火を前提に開発されてきており、消火戦術も見直しの時期に来ていると言えます。

また、備北消防組合では世代交代の時期にもあたり、現場経験の不足している若手職員が増加しており、若手職員の強化・育成をテーマに消防活動の研修・訓練を続けています。今回、若手職員を中心に7つのチームを編成し、個人賞も設定したことで、失敗を恐れず果敢に競技する環境となり、我々も緊張感をもって観戦しました。

最終的には、三次消防署第2小隊と作木出張所チームが優勝しましたが、個人賞も総なめで、良いお手本になったと思います。来年こそは、我がチームとなることは間違いなく、訓練にも力が入ることでしょう。これは個人的な話ですが、この前のモリタに研修に行った時に買った消防法被を着て挨拶したのですが、場が盛り上がったみたいです。