こだわり

[ 2009年11月10日(火) ]

今日の視察先であった東通村小中学校は、徹底的にすべてにこだわりを持って建設され学校運営が行われていました。基本的に鉄筋なのですが、内部は木造ですから、木に包まれている気分になり、とってもくつろげる環境でした。

原子力発電所の交付金というか、豊かな財政を見せつけられました。しかし、いやらしくない建物で、ここで勉強する生徒も先生も幸せだなと思いましたね。先ずは、教育環境であり、小中一貫教育です。村で雇用した先生も配置しているのですから、手厚いものです。小学校は1クラス20名です。中学校は1クラス25名以内という本当に少人数での授業をされていました。

これから夕食にでかけますので、続きは帰ってから書きます。

美味しい夕食から帰ってきました。

今回の視察は、読売新聞に東通小学校の記事が載っていたのを読んだことから始まりました。贅沢な学校だなというのが第一印象でしたが、間違ってはいませんでした。本州の最北端の小さな寒村が選択した道は、原子力発電所の誘致だったのです。昭和40年のことです。減り続ける人口に何とか歯止めをかけたい、若者が住む村にもう一度という願いが伺えます。

これから原子力発電所は、新たに3基作られます。東北電力が2基目、東京電力が新設2基となります。大間にも原子力発電所が新設されますし、核燃料の処理施設もむつ市にできます。苦渋の選択であるのか、明るい未来への選択であるのかは分かりませんが、日本の電力事情のために行われる事業であることは間違いありません。その引き換えに教育という選択はベターであるのかもしれません。しかし、結果は数十年度となります。

広島県北部の庄原市から視察に訪れたことに驚かれた教育長でしたが、真似ることが最大の創造という私からすると、どこにでも出かけますよと言いたいですね!もっともっと書きたいけど、詳しくは視察報告として資料室にアップしたいと思いますので、お待ちください。しかし、見ることは非常に重要だと感じた一日です。