― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2016年4月21日(木) ]
ケリー国務長官が露払いをしたことで、アメリカの世論も、オバマ大統領が広島の平和公園を訪れることに対して異論が出なくなったそうです。5月の伊勢志摩サミットで来日の際、広島に足を延ばすことがほぼ確定したみたいです。
原爆を落とした国の大統領が被爆地である広島を訪れるということは、大変に意義のあることだと思います。戦後70年が経過し、色々な感情もあるけど、「核なき世界」を模索する世界各国に対して大きなメッセージを発信することになります。核兵器を保有しながら、「核なき世界」をどうやって実現するのか、その大きな一歩が動き始めようとしています。
G8から外されたロシアの動向も心配ではありますが、「平和な世界」の流れをつくるということは非常に重要だと私は思います。具体的に動かないと具体的な答えは出ません。原爆で多くの人たちが亡くなったという事実を大統領が自分の目で確かめるという行為が大切です。ケリー国務長官は予定になかった原爆ドームにも足を運んだのですから。
それにしても、警備から検討が始まるというのが、いかにもアメリカ大統領ですね。戦車よりも頑丈な大統領専用車も空輸されるでしょうし、日本の警察の警備もこの前の外相会議どころではない規模になる模様です。絶えず命を狙われていると言っても過言ではないアメリカ大統領が、大統領就任式の時と同様に無防備で歩いて献花するのでしょう。
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