周防大島

[ 2015年12月22日(火) ]

異業種交流グループの忘年会を兼ねた研修会を山口県の周防大島で行いました。今回の企画をコーディネートして下さったのは、大島在住の白鳥文明さんというお坊さんですが、実は、芸術家なんです。

「瀬戸内のハワイ」というキャッチフレーズで島興しをしている周防大島町ですが、明治18年から9年間で、4,000名がハワイに渡った歴史があります。今では4世や5世の時代となっていますが、カウアイ島とは姉妹島提携締結50周年を昨年迎えたそうです。ですから、今ではカウアイ郡との交流事業として、中高生のホームステイ研修や、専門学校生の語学研修も行われいます。

椎木町長から観光交流人口100万人の目標についてお話を伺ったのですが、都会の中高生の体験型修学旅行の誘致など色々な施策を展開しておられ、毎年、2500名から3500名の中高生が島を訪れ、現在の交流人口は、93万人だそうです。島の人口は2万人を割り、高齢化率50%という超高齢化社会となっていますが、これまでの地道な種まきから花が咲き始めている。

それが、白鳥さんの娘婿が始めた、「ジャム屋」であったり、JAが開発した高級オレンジジュースであったりします。そして、周防大島町を有名にしたのは、フラダンスです。今では毎週土曜日に開催されるサタフラ(サタデーフラ)には、県外からの出場もあり、土曜日だけでは対応できない程で、嬉しい悲鳴だそうです。

忘年会と宿泊は、人生の楽園で取り上げられた、Iターン夫婦が経営されている「石鍋亭」でしたが、本当に素敵でした!