― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2015年10月27日(火) ]
中国の農業事情ですが、今回、初めて内モンゴルのフフホトにある農業大学に行ったのですが、農業も急速に近代化されてきていることが理解できました。それは、技術だけでなく、資本家が近代農業に参入してきています。
これまでの中国農業は、共産党による集団農場であったり、都市近郊農業が目につきましたが、今は、食料自給率を上げることを主眼においた大規模農業が展開されてきています。冒頭で資本家と書きましたが、北京の最終日に留学生の同級生(北京在住)とご一緒したのですが、彼はグループでファンドを運営しており、農業に相当額を投資しているそうです。
アメリカとの関係がとやかく言われている中国ですが、牛のエサなどや各種F1などはアメリカからの輸入です。つまり、食料をアメリカに握られているのが現実ですから、今すぐにアメリカに銃口を向けるという事は有り得ないと思います。牛肉の多くはオーストラリアからの輸入だと思われます。そして、中国の最大のウィークポイントは、水がないことです。
中国が出来るだけ触れて欲しくないことは、「環境問題」だと私は思います。大気汚染の原因を改善する気がないことが非常に気になります。日本がかつて経験し克服した公害問題ですが、まるで無視ですね。農業問題も最終的には自然環境を整えないと作物ができないことに気づくのではないでしょうか。更に、国民の健康問題も顕在化する可能性を秘めていますね。
日本の出番は沢山用意されている中国ではないでしょうか。政治が難しいなら、民間主導でやりましょう。
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