― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2015年9月22日(火) ]
本来なら、田舎は稲刈りシーズンですが、営農集団などに作業委託される農家が多くなり、個人で稲刈りをする人は本当に少なくなりました。ですから、我家の周りでも1軒だけが稲刈りをされています。
昔は、大抵の農家がコンバインを所有しており、我先にと稲刈りをしていたものですが、高齢化と共に、作業委託へとシフトしていきました。我家も少ない面積ですが、義兄夫婦と一緒に稲作をしてきましたが、ついに、今年から荒起こしも代掻きも、田植えも全て集団にお願いすることにしました。飯米は、知り合いから、はで干し米を買って食べます。
自分の田圃で飯米を作らず飼料稲を作付し、他人の米をお金を出して買って食べるなんて、40年前には想像もできない世界です。食管制度が崩れ、米価は下落の一途ですが、それでも米を作り続けている多くの農家があるのですから、日本はやはり瑞穂国ですね。農地を守るということの一点だと思いますが、凄いことです。
私たちの世代は、土に親しむというか、農作業をしながら育てられましたので、農耕民族のDNAが確実にインプットされています。今日も午前中、草刈りをしていたのですが、身体はえらいのですが、気持ちは非常に落ち着きます。そして、刈った草の匂いにも癒されます。残したい農村の文化遺産だと私は考えます。
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