― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2014年5月31日(土) ]
今日の読売新聞の特集記事を読んで初めて私のオヤジのシベリア抑留の凄さを知った。生前、私のオヤジはシベリア抑留について話したことは記憶では1度しかない。二人で酒を飲んで、酔った勢いで話してくれたのだろう。
私のオヤジは西城の平子の山奥で生まれ、尋常高等小学校を出ると直ぐに木挽きとして働き始めたそうです。姉たちの結婚費用も自分が稼いだと良く言っていましたので、相当に腕の良い木挽きだったと思います。そのオヤジが軍に召集され中国で戦争をしたみたいですが、敗戦となりシベリアに抑留され強制労働をさせられたのです。
オヤジに聞いた話では、ドラム缶を切ってやすりで目立てをしアサリをつけ、ツンドラにそびえたつタイガから木を伐りだしたのだと。恐らく木を伐るノルマも達成して優先的に食料ももらったのではないかと今日の新聞の記事から想像します。次々に仲間が亡くなっていったことも話してくれましたが、相当につらかったみたいです。
私はこの特集記事を読みながら感じたことは、戦争は絶対にしてはいけないことだが、戦争をしたい連中がどこかにいるのではないかと思います。日本は過去の戦争についての正確な内容(洗いざらい)の教育をしてこなかったのは事実です。平和を訴えるには、何故の部分をキッチリと説明する必要があります。
平和は守るものではなく絶えず創りだしていくものだと私は思います。
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