賛否両論

[ 2012年6月23日(土) ]

家内が、「厳しいことが書いてあるよ」と言うので、今朝の中国新聞を読んでみました。何も事情が分からない市民が読めば、「職員給与を下げることに何故、議会は反対するの」と取るのかなと思いました。

まあ、書かれているように「議会軽視」という側面は確かにあります。執行者の提案に反対すること自体が理解できないと市長は言いましたので、あなたが議員をしている時代と議会のあり様も大きく変わっていますと申し上げました。執行者の言うことを丸呑みするのは、古い体質の議員です。昨日の賛成票を投じた方々です。

私にある会社の責任者の方が、「林さんは賛成されたのですか」と聞かれたので、「私は反対しました」と申し上げると、「あなたたちのような議員が増えていかないと庄原市は変わらない」とおっしゃいました。彼の発言の意図がどこにあるのか想像できますが、物言えぬ庄原市になっているということが言いたかったようです。

議会と執行者は車の両輪だと言われますが、同じ価値観では困ります。住民の多様な意見を代表する議員が構成する議会ですから、議論して結論を出すのが議会の役目です。本来議論すべきことが議論されていないみたいな記事もありましたが、議員間討議もされるようになってきており、議会は活発化していると私は感じています。

今回の否決を是とするか、非とするかは市民の皆さんの判断です。私を支持してくださる皆さんの中でも意見は分かれると思いますが、庄原市の将来を考えて、私の判断としました。