― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2008年3月17日(月) ]
先日、中国新聞にも載っていた高野駐在所の佐藤賢警部に偶然お会いでき、色々なお話しを聞くことができました。大袈裟なことを言うと、高野町を変えた警察官だと私は思います。
新聞の写真はサングラスをかけておられ、人相が分からなかったのですが、実物は「田舎のオジサン」みたいな感じで、非常に親しみを覚える方でした。私の知っている元県警の方の話をしたら、庄原署で一緒に勤務していたと言われ、こちらもビックリでした。二人に共通しているのは、犯罪が起こらない地域作りという考え方です。ですから、地域に密着した活動をされています。
高野町では、放置車両の撤去であったり、一人暮らしのお年寄り宅の訪問であるわけです。そして、徹底した挨拶運動というか、人を見れば挨拶が基本と言われました。挨拶をしていると、顔も優しくなるということも言われていました。彼は3月で退任する予定だったのですが、広島県警としては勿体無いので、地域の警察署の指導員として残るように要請され、特別枠で残られるのだそうです。兎に角、明るい町、笑顔の町を作ることには苦労をいとわないという熱血漢です。
彼はマニュアル人間ではなく、血が通った人情を重視する人間です。ですから、時として上層部との対立や行政とのバトルもあるようですが、「住民のため」という一点で突き進まれています。人は彼を昔気質というかもしれませんが、「おまわりさん」と親しみを持って誰からも呼ばれる存在であることは間違いありません。話していて、退屈しない、不思議な魅力を持った警察官でした。佐藤さん、これからも益々のご活躍を祈っています。
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