― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2008年2月12日(火) ]
昨夜の会派勉強会は非常に有意義なものとなりました。昨年7月に広島県庁で聞いて帰ったものは、集落法人の概念的な話だったのですが、昨夜は実際に法人設立のお手伝いをされ、設立したあともアフターフォローをされている方の講義だったので、色々な問題なども分かりました。
講師の開口一番が、「あれから40年」でした。農業が大きな転換点を迎え始めたのが今から40年前だそうです。私も入っている「一木営農集団」が出来て、今年、40周年を迎えます。田圃を構造改善事業で区画整理して、用排水路を整備しました。そして、集団で一貫して農作業を行うようにしたのです。記憶が正確でないかもしれませんが、荒起こしと代かきは大型トラクター?だったような、田植は手植えで、最初はコンバインはなかったような気がします。広島県の農業先進地として脚光を浴びた一木ではありますが、今は後継者不足(担い手)で大いに悩んでおられます。
そんなあえぎながらやっている農業をどうしたら続けていけるのかということから考え出されたのが、集落法人ということだそうです。ここで話しが飛ぶようですが、農業、特に稲作が出来なくなった地区から順次、限界集落化していっているのです。地域を守るには先ず、農業を守らないと駄目だということです。20ヘクタールという要件はありますが、アスパラガスなどと組み合わせてする方法(高度化加算)などを取れば、少ない面積でも対応することができます。要は、農地を保全するということが狙いということです。
株式会社でも集落法人とみなすこともできるそうです。利用権設定すれば問題ないわけです。ですから、正にケースバイケースで法人を設立するのだそうです。構造改善がされていないところは、法人化を条件に構造改善事業に取り込むことができますし、栽培する作物で対応することだって出来るのだそうです。要は、知恵をだして皆で納得してから取り込むことが重要だということです。それには、リーダーが不可欠です。できたら3名のリーダーが理想的だそうです。やはり、サンフレッチェの三矢ですね。そして、成功の秘訣は、農家・農協・役所の連携だそうです。
勉強の成果を今後の集落法人化に絶対に生かしていきます。それも大きな単位での法人化が必要と判断します。
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