田舎の良さ

[ 2011年7月29日(金) ]

田舎を都会に見せようとするから田舎の良さが消されてしまう。相田みつをさんの詩を真似て書いてみたけれど、やはり偽物を本物に見せようとするから無理があるわけだ。田舎の良さは、田舎に暮らしてこそ実感できると思う。

都市部から来た人は大抵、「庄原は自然が一杯でいいですね」と、ヨイショのつもりで言われます。「どうぞ、庄原に住んでみて下さい」と間髪をいれずに言ったとしたらどうだろうか。「今はまだ働いているので無理です」的な答えがくるのが関の山でしょう。じゃあ、田舎は働かなくなってから住むところのなのかと更に追い討ちをかけてみたいですね。

ある程度働ける状態で田舎に住んでいただかないと、働けなくなると田舎では暮らせません。買い物に行くにも自動車に乗れないとスーパーにも行けませんし、病院にだって行けません。田舎の良さは、都会に無いものがある良さというか、都会にあるものが田舎には無い良さなんです。田舎で暮らすには、自然を相手にするしか方法がありません。

産業は、やはり農業と林業、畜産業なんですね。でも、殆どの人が見向きもしません。田舎の良さの否定です。だったら、田舎の良さを肯定する人たちを呼び込む努力をすべきです。ここからが政府の仕事だと思うのですが、田舎で暮らしていける支援をしてください。食べていける農業に政府がしてください。今の菅さんなら、「やります」と、言いそうです。

どう考えても、田舎は農業です。適地適作といいますように、都会に田圃は作れません。「明るい農村」って番組もありましたよね。