葬儀でした

[ 2011年6月30日(木) ]

高校の同級生の公正が亡くなりました。一昨年の12月に肺ガンであることが分かったのだそうですが、治療の甲斐もなく28日に家族に看取られながら、天国に召されていきました。

彼は高校時代から結構、ヤンチャ坊主でならしていたのですが、不思議と憎めない性格で、「公正、公正」と呼ばれて親しまれていました。高校卒業以来1度も会っていなかった彼と再会したのは、ある福祉関係の講演会でした。それも彼が講師ですから、本当に驚きました。それ以来何度か彼のいる作木に会いに行ったことがあります。

今日の葬儀で息子が挨拶した中に、「おれみたいなものが福祉に係われたのは、周りの人たちのお陰だ」と親父が言っていたと紹介していましたが、何が彼をそこまでの人間に変えたのかと一人考えました。彼と福祉論を戦わせたことはありませんが、「年寄りが笑ってくれることが嬉しい」と言っていたことを思い出しました。

今日の葬儀には県北部の福祉関係者が多数参列されていましたが、20年間の福祉畑で公正の福祉論が一定の評価を受けていたのではと思いました。本当に、高校時代の彼を知るものは、「公正が福祉」って言うはずです。名は体を表すといいますが、亡くなってみて、正にそうであったことが分かりました。

子供たちもそれぞれ結婚して孫も生まれていましたので、悔しかったことと思いますが、天国から見守ってやってください。さようなら、公正。