原発事故は全てが人災

[ 2011年5月24日(火) ]

知り合いが、ある資料を送ってきてくれた。平井憲夫さんという、原発の新設や定期検査の配管工事の現場監督を20年にわたってつとめられた方が書き残された実録といえるものです。

このブログの最下段にある「新着資料」の「福島原発事故は完全な人災だ!」をクリックしていただければ、平井さんの資料を読むことができますので、先ずは、読んでみてください。

私は、今回の東日本大震災で起きた東電福島原発事故は、地震と津波による事故であると思っていましたが、平井さんの資料を読むと、正に人災であったという理解になります。素人が原発を作って、素人が検査をして、素人が定期点検をしている実態が明らかにされています。

今から15年前に書かれた資料とは思えません。恐らく、15年間で素人がプロになったとも思えません。そういえば、福島の事故現場には、東芝や日立の技術者が一緒に復旧作業に従事しているとの報道がありましたよね。私は青森県の東通村で東北電力の原発の定期点検作業を見学しましが、外部しか見学はできませんでした。当たり前ですが・・・

原発事故は起こそうとすれば、直ぐにでも起こせるということも分かりました。原発の周辺を警察車両が24時間巡回しているのは、テロを警戒していることだと再認識できました。原発から、再生可能なクリーンエネルギーに転換する必要性を強く感じました。エネルギー政策の大転換を急ぐべきです。