― はやし高正が日々の気になる出来事に関することを書いています
中国との関係は複雑怪奇[ 2025年12月9日(火) ]
自衛隊機に中国軍機からレーザー照射があったとの報道ですが、所謂、ロックオンの手前ということで次は攻撃するぞとの脅しと考えられています。偶発的ではなく、恣意的であろうと思いますが、危険極まりない。
高市総理大臣の台湾有事発言に端を発した今回の日中問題ですが、想像以上の中国の反応に日本国政府は対応に苦慮しています。アメリカは自国のことが最優先ですから、日中の仲立ちなんてサラサラする気はなく、防衛費を増額して武力には武力で対抗することしかないと突き放しています。
一方、経済界からすると、中国には多くの日本企業が進出しており、中国人も雇用していますので、関係の修復を望んでいるのも事実です。ヨーロッパやアメリカは中国から遠く離れていますが、日本国の目の前を空母が悠々と戦闘訓練していることは、「台湾のことは言うな」との圧力でしかありません。
大韓民国は今回の件を静観していますが、戦争で分断されていながら「戦争に勝った国」ですから日本とは立場が微妙に違いますが、日本の植民地であったという事実を言い続けています。つまり、中国と同様に日本帝国主義による支配から戦後復興を遂げたというのが共通認識だと思います。
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