「役所のしくみ」

[ 2025年11月11日(火) ]

この10月まで島根県浜田市の市長をされていた久保田章市さんが書かれた「役所のしくみ」を読んでいます。久保田さんは浜田市生まれで、現在の三菱UFJ銀行勤務を経て大学教授をされ、Uターンして市長になられ人です。

月刊「ガバナンス」11月号自治・地域のミライに久保田さんの記事があり、読ませていただくと、こんな市長さんもいるんだなと思いました。彼は市役所に入るまで役所のことは殆ど知らなかったそうですが、現場で一つ一つ学んでいかれる中から久保田流の市政運営を確立されていかれた様に感じます。

「人口減少が進む中でも、人口を増やすような政策を決してギブアップしない」と冒頭に書かれていましたが、私が議員時代に浜田市には何度となく勉強に行っているのですが、20年前に最初に行った時の印象は、「堅い、暗い浜田市」という印象でしたが、今にして思えば、久保田市長になってからはドンドン明るくなりました。

浜田駅前にはルートイン、グリーンリッチ、東横INN等のビジネスホテルがこの数年で一気にオープンしました。市議会にも広報紙の勉強でお邪魔しましたが、WEB版の導入など先進的取り組みを学ぶことができました。合併後遺症で地盤沈下していた浜田市を生まれ変わらせたのが久保田さんだといえます。

ということで、「役所のしくみ」を購入して読んでみて下さい。役所の仕事について分かりやすく書かれています。日本経済新聞出版、定価990円です。お求めは庄原市の本屋「ほなび」でお願いします。