しめ縄作り

[ 2025年11月10日(月) ]

以前のブログに書いた、しめ縄用に準備した藁が出番を迎えました。毎年、「ああでもない、こうでもない」と言いながらしめ縄を作る(編む)のですが、何とか今年もしめ縄が出来上がりました。

私が23歳から地域行事に参加する様になりましたが、しめ縄作りの担当には当分の間させて貰えませんでした。当時は、米俵を編んでいた人たちが元気でしたので正にプロ級のしめ縄ができていました。そんな人たちが亡くなっていき、一気に若手に出番がやって来ましたが、毎年、試行錯誤を繰り返しています。

今日も友人と話したのですが、友人の神社のしめ縄は3年以上同じものが掛けられているそうで、毎年新しいしめ縄に掛け替えるというと、驚かれていました。昨日も作りながら、「藁も手に入らなくなってきたから、祀りに掛けたら降ろして袋にいれて保管しておくか」と冗談を言いましたが、半分本気です。

外注に出すかという意見もありますが、神事でもありますので出来る限り氏子でしめ縄を作っていきたいと思っています。来年は藁の確保策として手刈りしてコンバインで脱穀したものをハデ干しすることを考えています。藁が揃っていないと編むのが難しいのです。やったことがある人は分かりますよね。

まさかこんな時代が来るとは私が若い頃には想像できませんでした。私の集落では全戸氏子ですが、友人の話では彼の集落では氏子に入らない家が相当数あるそうです。神職のなり手もいないそうですが、専業なんて無理の無理ですから仕方ありません。