大型遊具設置取りやめ

[ 2025年8月26日(火) ]

8月22日の中国新聞県北版に「大型遊具設置取りやめ」の大見出しで、庄原市は、上野総合公園に「多世代集いの場」整備事業の目玉であった大型遊具の設置を取りやめる方針を明らかにしたとの記事がありました。

議会でも議論百出の案件でしたが、新市長の英断で取りやめとなりましたが、八谷カラーが出たなと私は感じています。新市長は選挙戦でも見直しに言及しており、公約通りです。ただ、子育て支援策をハードに求めないという意思表示とも私は理解する訳で、次の一手に注目したいと思います。

これから新年度予算の編成作業に入っていきますが、市長公約の基盤産業の育成ですが、短期ではできない農林畜産業の育成にどこから予算を持ってくるのか、事業の見直しが急務といえます。令和7年度一般会計予算の農林水産業費(1人当たり換算)6.7万円です。ちなみに教育費は9.6万円です。

高齢者・障がい者福祉、子育て支援に係る民生費は25.8万円で、市債の元金・利子返済の公債費は14.4万円ですから、市債発行は慎重にすべきは当たり前のことです。さあ、市長はどこに切り込んでいくのか、手腕に期待したいと思います。本日、新市長に送る言葉は、「無い袖は振れぬ」です。

(令和7年度一般会計予算の配分はAIで集計しています)