午後から県庁です

[ 2024年9月17日(火) ]

その昔、出雲市長だった岩國哲人さんが、出雲市から広島市の国の出先機関に陳情に行く時の様子を講演で話されていたが、意味がないとまでは言われなかったが、彼は結局、出先機関を飛ばして竹下さんにお願いされた。

岩國さんはアメリカのメルリリンチ上席副社長をされていた方で、講演では遠距離通勤で笑いを誘っておられました。日本とアメリカをジェット機で通勤されていた訳ですからね。彼が提案していたことが時間はかかりましたが、実現できています。彼は当時からリサイクルには熱心でした。

役場の365日開庁も彼は実現しましたし、マイナカードの原案(電子カルテ化)も彼のアイデアです。私が流石と思ったのは、「老人会青年部」提案でした。彼は言うだけでなく実行する人間でしたから、直ぐに私の理想とする人になりました。そして、自分の発言には責任があるということを自覚する様になりました。

ただ単に国の出先に行って、「宜しくお願いします」と並んで言うだけで真意が伝わるのでしょうか?そのために出先の職員さんたちは準備をして待っているのでしょうが、本来の仕事内容なのでしょうか?岩國哲人さんは虚しかったのだと想像します。「もっとあなたたちがすべき仕事があるでしょ」と思われたに違いありません。

出雲市の一部の人は、「岩國さんは借金ばかり残した」と言われたみたいですが、本来なら長期間かかるインフラ整備を短期間でやられり、行政の仕組みに大鉈を振るわれ住民本位に改革されました。彼は、「行政は最大のサービス産業」ですと胸を張っておっしゃっていましたが、懐かしいとは、情けない私です。