― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2023年5月26日(金) ]
24日25日開催の「日本自治創造学会」に参加しましたが、東京の人出はコロナ前に戻っていました。羽田に着くと飛行機の駐機場は一杯ですし、飛行機から吐き出された多くの観光客や出張族たちはぞろぞろと到着口に向かいます。
私は今回ノーマスクで2日間通しましたが、2割程度の人がノーマスクであったように思います。夕食をいただきにレストランに出掛けましたが、お客さんは全員ノーマスクでした。行きも帰りも歩いたのですが、やはり夜になるとかなり多くの方がマスクを外されていました。今の感じでは6月中には殆どの人がマスクを外すのではないでしょうか。
肝心の自治体学会ですが、多くの講演がありましたが、私は岡山県奈義町長の奥正親さんの講演が一番心に刺さりました。合計特殊出生率2.95(2019年オフィシャル値)は本当に凄い数字ですが、話を聞くと、町長からすると当たり前という雰囲気でした。そのために2012年に「子育て応援宣言」を行ったのだからと言わんばかり。
詳しい内容についてはこれから報告書を書きますのでお待ちいただきたいと思いますが、奥町長の言われる、「地域や国が生き残るためには、人口維持、そして出生数(出生率)の維持は必要です」は、本筋論なんです。奈義町の人口は5702人(2023.4.1現在)ですが、近年は毎年55人程度の子どもが生まれています。
掛け声だけで子供は生まれないことが理解できました。充実した子育て支援策が揃っていることで可能となっているのです。子育て環境の充実も目を見張るものがあります。奥町長はぶれない人であり、有言実行の町長だからかも知れませんが、まち全体で子育てであることは間違いありません。
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