― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2019年11月11日(月) ]
中山間地域の諸課題解決セミナーが相乗りさせていただいた、庄原市の地域医療を考える会が主催された、福井県おおい町名田庄診療所の中村先生の講演会が9日午後2時から庄原グランドホテルで開催されました。
終活(エンディングノート)に関する講演だったのですが、死を明るく語る医師は滅多といないと思いますが、中村先生の講演は笑いの渦でした。なんせ、終活は、就職活動ではありませんですからね。結局、多くの人を自宅で看取っているからこそ自信をもって言えることだと思います。つまり、家族との信頼関係が築けているからこその言葉です。
会派で名田庄診療所に視察に行かせていただいたご縁から、自治医大主催の地域医療フォーラムにも行かせていただきました。医師の立場から地域医療を考えるという、これまで経験したことのないフォーラムで大変参考になりました。これからの地域医療を考えるなら、医療・福祉を別物として見るのではなく、全体で支え合うことが重要となってきています。
名田庄もそうですが、庄原市は日本の高齢化社会のの最先端を走っており、40年先の日本の姿と言われています。全国各地には名田庄の様な取り組みをされている医療機関などがあると思いますが、実は西城市民病院も名田庄をお手本に「しあわせ館」を作られたのです。これからの人口減少社会は益々、解決困難な課題が出てくると思いますが、逃げ出すことはできません。
制度を上手く活用しながら、持続可能な医療・福祉が連携した体系を構築する必要があります。ついに庄原市の人口が35000人を割り込みました。外部人材を獲得することが本当に庄原市とって必要なことなのか、同じパイの奪い合いで体力を消耗しているのが現状ではないかと思えて仕方りません。すべきは、住みよいまちにはどうすれば良いかではないでしょうか。
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