― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2017年12月2日(土) ]
今日は地域をあげて、電気牧柵を設置しました。囲いの中で生活している状態と言えますが、家のすぐ側までイノシシが出て来てそこいらじゅうを掘り起こすのですから仕方ありません。
私が住む集落の真ん中に県道がありますが、これが問題なんです。実は、近頃のイノシシは県道を横断したり、歩道を親子で歩いたりすることは当たり前になってきています。自分たちはどこを歩けば安全かということを学習しているみたいです。ですから、山と耕地部分を電気牧柵で遮断しても、効果は?なんですね。
作業をしていると、「うちはシカが出て豆を全部食べられた」という方がいらっしゃいましたが、地形によってはシカの生息地が近場にあるみたいです。今は未だクマが出ていませんが、その内に出てくるのではないでしょうか。根本的に解決するには、山をキレイにするというか、山の木を販売して生計が立てられる様な産業構造にする必要があります。
その昔は、人間と動物たちは共存共栄できていたのです。アイヌ民族ではありませんが、動物たちの食べ物も確保してあげていたはずです。地球温暖化の影響もあることも事実かも知れませんが、環境による生態系の変化の速度は我々の想像を超えている感じを受けます。
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