― 庄原市政や日々の出来事に関する事を書いています
[ 2017年2月15日(水) ]
今日は、下水道課、農業振興課、農業委員会事務局、林業振興課の予算審査を行いました。農業振興課の新規事業である、「TMRコントラクター振興補助金」は、和牛飼育養農家に混合飼料を提供する組織を立ち上げるものです。
横文字ですが、TMR Total Mixed Rations=「混合飼料」の意で、様々な原料を混合・発酵させ製造する、牛にとって理想的な栄養バランスを備える“混ぜご飯”とも表現される飼料のことで、原料は、飼料用米とWCS稲です。説明が長くなりますが、我家の転作田のWCSは、三次市の広酪で乳牛の餌になっていますが、今回は、七塚に和牛用餌専用工場が建設されます。
コントラクターは引受組織で、庄原市農林振興公社が担います。WCSの栽培面積は最終的には140ha、飼料用米は94haとなる予定です。この事業に参加する団体は、庄原市、全農広島、JA庄原、畜産農家などですが、餌を自前で調達して、酪農も和牛も頑張って増頭しましょうという事業です。予定通りに事業が進めば、七塚周辺の田圃には飼料稲やWCS稲ばかりになるでしょう。
将来的に国から補助金が出るのかという質問がありましたが、肉用牛の輸入対策事業の色彩も強く、私は続く事業だと思います。ただ、現在の和牛肉の価格を考えると、「売れるのかな」と若干、心配にはなります。価格競争力の問題は子牛の価格で決まると思いますので、何としても頭数を増やす必要があります。原価を抑えて利益幅を確保する戦略です。
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