不思議な議員全員協議会

[ 2017年1月18日(水) ]

「庄原市こども未来広場整備構想(案)」が本日の議員全員協議会に提案がありました。2度目の提案にあった、ひだまり広場も無くした小児科診療所と病児病後児保育施設のみとし、用地取得も2,500㎡とするものです。

どうしても小児科医を確保したいということで、なりふり構わず、世間体も気にせず、反対されたものは全て取り去った整備構想になりました。今日の質疑を聞いていると、庄原市の医師会は納得しているのかとか、協定の内容はどうなのかとか、2020年の東京オリンピックの議論を聞いているようでした。

産科の再開という大前提で動いている今回の一連の提案だったのですが、今のところ、正に首の皮一枚で残っています。庄原赤十字病院の院長も、何を言われようが産科を再開するという一念から「おしん」を通しておられます。当事者の先生も、「庄原で頑張る」ということで信念を曲げることなく開院を目指しておられます。

終わってみればという言葉がありますが、虚しい議論であったと思います。三次市の妖怪博物館とは少し違いますが、情報が洩れて他の市町に資料が渡る恐れがあったので、急遽決定したという説明に近い内容の小児科医の確保問題です。次のステップも待っている訳ですから、早期の決着を心から願うものです。