住民自治

[ 2015年5月17日(日) ]

住民自治で検索していたら面白いリポートを見つけた。著作権の関係もあるだろうから少しぼやかした書き方をするが、自治会と言いながら一つの町レベルの住民自治をしている場所があったのだ。

その町の成り立ちからしユニークというか独創的と言うか、未来志向のニュータウンを創ろうとした人たちがいたのです。有名な建築家も加わったプロジェクトだったそうで、当時は各地で似たような取り組みがなされていたみたいですが、ここは抜きんでていました。それは、正に自分たちのことは自分たちで決めて町を動かしていたからです。

最初は小さな動きでしたが、その上部組織となる?市との二重行政問題が出てきました。大阪府と大阪市という大規模なものではありませんが、どうして住民組織の役員が市の手先になる必要があるのかという問題です。そんなことから出てきたのは、役割分担を明確化しようという条件闘争です。しかし、これも住民の献身的な働きの上に成り立ったものでした。

結論から言うと、ニュータウンの住民は高齢化して若者は居なくなり、坂道が多く、買い物もできない町になったと書けば、「やっぱり」でしょうが、彼らはその上をいったのです。そんな社会になることを10数年前から予想して徹底した勉強会を重ねてきていました。実は、その後のリポートが発表されていないのでどうなったかは不明ですが、今度、訪ねてみようと思います。

これはフィクションではなく事実です。それも、日本国内での事例です。