呆れました

[ 2009年9月16日(水) ]

東城の浄水場の事件の公判が広島地方裁判所で行われましたので、傍聴に行ってきました。庄原市市議会議員が私を含めて7名も行っていたのには少しビックリでしたが、事件の大きさを改めて認識しました。報道機関も相当におられたようです。

今回は、逮捕のきっかけとなったC社との関係を説明するということが主なものでした。C社は、株式会社山産備北営業所であることが明らかになりました。そして、明確に共犯ということも言われました。詳しい内容は明日の朝刊各紙に譲るとして、こんなことがまかり通っていたのかと、本当に怒りを通り越して呆れかえりました。チエック体制なんて機能するという段階ではなく、やりたい放題です。

自分が欲しいもののリストを業者に渡して、水増ししたお金で購入させていたのです。平成16年4月に水道課に配属になって間もなくから、業者に対してパソコン等を要求し始め、貰っているのです。それも、何回もということが言われていました。今回の事件は、庄原市が世間に大恥をさらしただけの問題ではありません。こんなことがどこかでは行われているのではないかと見られることです。

あれほどのことが出来たのだから、きっとどこかでは行われているではと考えるのが普通の市民感覚でしょう。私たちのチエックなんて、こんなものですから、議会もいらんとなります。どうしてこんなことになったのかですが、当たり前のことを当たり前にしていなかっただけなんですね。土居被告に誰もアドバイスをしなかったのは何故か、皆さんも考えてみてください。罪を憎んで人を憎まずと言いますが、そうさせた周囲の問題もあります。

明日の「調査特別委員会」では、今日の公判内容を纏めたものを発表するつもりです。彼一人が悪者で、「終わりました」では、彼が支払う代償だけが高くなり(大きくなり)、現場に生かされなくなります。今私は、猛烈に悲しい気持ちで一杯です。