アメリカ大統領選挙

[ 2008年11月4日(火) ]

アメリカ初の黒人大統領が誕生するのかという話題が先行している感の大統領選挙ですが、かなり高い確率でオバマ候補が勝利するように私は思っています。それは、アメリカは変革を求めているからです。

昨夜、NHKのBS放送で歴代大統領の演説についてゲストを交えてディスカッションが行われていました。アメリカの市民にアンケートを取る方法で、「どの大統領の演説が素晴らしいと感じましたか」という質問に対して、ケネディー、リーガン、クリントンの3名が上位にランクされました。

演説内容などをゲストの大学の先生が解説されるのですが、時代背景もあるのですが、考え尽くされたものであることが分かってきました。2年以上の歳月をかけて、ディベートを制して勝ち上がってくる候補者達ですから、間違いなく演説のプロになっています。今回の大統領選でオバマ候補が勝てば、「YES,WE CAN]のフレーズの勝利と言われていました。

アメリカ人の音楽家の若者がいたのですが、オバマ候補の演説はゴスペルの音楽に乗りやすいという類のことを言っていましたが、実は多くのアーティストが楽曲にして応援しているのです。ケネディーの場合は、非常に洗練された英語表現に加え、語り口のうまさで聴衆の心を釘づけにしたようです。リーガンは、ラジオのパーソナリティー時代に磨いた、YOU(あなた)という語り口が印象的とのことでした。

リンカーンなどの映像は残っていませんが、原稿は残っており、よくぞそこまで書いたなと感嘆しました。更に、アメリカ独立宣言の、自由を奪う政府であれば、倒せ(個人的な理解)という風な表現には真っ青でした。そして、その独立宣言書は、万一の攻撃があった場合は、地下数千フィートに自動落下して守られるようになっているということを聞き、これがアメリカのデモクラシーなんだと再認識しました。

次は、アメリカ初の女性大統領誕生となるのではないでしょうか。